緑内障

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緑内障の検査と治療

緑内障の検査について

緑内障の多くは自覚症状がないので、以下の検査を受けて診断を受ける必要があります。また治療効果の判定も、これらの検査の結果で判定されます。

眼圧検査

眼圧とは、「眼の硬さ」のことです。眼圧が上がると視神経が圧迫されて、それが続くと緑内障になって視野が欠けてきます。眼圧が高くなっても、自分ではわからないので測定が必要です。眼圧は、体質的に高くなる場合と、他の目の病気や体の病気、使用している薬の影響などで高くなる場合があります。眼圧はその日によって異なり、また一日の中でも変動するので、こまめに調べる必要があります。

空気を目の表面に当てる「非接触型(ノンコンとも呼ばれます)」の眼圧測定が一般的ですが、麻酔の点眼をしてからそっと表面に触れる「接触型」の測定もあります。
眼圧の正常値:10〜20mmHg(ミリメートルエイチジー)

視野検査

ものが見える範囲や、光に対する感度を調べる検査です。感度が低下している部分が拡大してきていれば緑内障と診断されます。また、治療効果の判定も、視野の進行の有無で判断されます。

もっとも一般的に行われているのが、自動的に出てくる光が見えたらボタンを押し、視野全体の感度の落ちている部分を調べる自動視野検査(静的視野検査)です。顎を器械に乗せて、正面の同じところを見続けていただく必要があります。

変化が多い時は3ヶ月毎、変化が少ないと考えられる時は6ヶ月ごとなどに検査が行われます。片目ずつ行い、通常は15分程度で終わります。自動視野検査がうまくできない場合は、検査員がいろいろな場所に光を出して答えていただく動的視野検査を行います。こちらは予約での検査となります。
*費用:保険適応で、片目870円の自己負担(3割負担)

OCT(光干渉断層)検査

緑内障では、網膜の神経層が薄くなっており、これが最も早くに生じる異常であることがわかりました。OCT検査では、網膜を断層(輪切り)にして画像で示すことができ、専用のプログラムで神経層の厚みを測定できます。さらに正常眼データベースと比較できるプログラムにより、緑内障の有無を他覚的に診断可能となりました。

また、緑内障が進行すれば網膜神経束の欠損が広がりますし、進行が抑えられれば網膜神経束の欠損は広がりません。このように緑内障の経過観察にも非常に有用です。通常、3~6か月ごとに検査をします。検査時間は1分以内に行うことができます。
*費用:保険適応で、1回600円の自己負担(3割負担)

検査・治療について

緑内障治療の基本は、点眼による眼圧下降です。

最近では数多くの新しい点眼薬が開発され、治療の選択の余地が広がりました。
緑内障点眼は、決められた回数を毎日続けることがとても重要です。

どの点眼薬の組み合わせが最も効果が高くて安全かは、お一人お一人異なります。
定期的に眼圧検査を受けるとともに、視野検査や光干渉断層撮影(OCT)検査を行って、緑内障の進行の有無を見ていくことが必要です。

点眼で進行が抑えられない場合は、内服、レーザー治療、手術などが行なわれることもあります。このうち、手術の多くは入院が必要となるため、連携施設にご紹介します。その他の内服、レーザー治療の多くは当院で施行可能です。

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